heartbeatの起動

■ハートビートの起動
稼動系のサーバと待機系のサーバの両方を起動します。

[www1]# /etc/init.d/heartbeat start
Starting High-Availability services: [ OK ]
[www2]# /etc/init.d/heartbeat start
Starting High-Availability services: [ OK ]

■起動確認
heartbeatを起動するとwww1にVIPの設定が行われます。

[www1]# ifconfig -a eth0:0

eth0:0 Link encap:Ethernet HWaddr…

また、httpdサービスも自動的に開始されています。

www2ではhttpdは起動されません。

[www2]# ps -C httpd
PID TTY TIME CMD

■フェイルオーバーの確認
稼動系サーバを強制的にフェイルオーバーさせて正しく待機系サーバに切り替わるかを確認します。強制的に待機系サーバに切り替えるには、www1でheartbeatサービスを停止します。

[www1]# /etc/init.d/heartbeat stop
Stopping High-Availability services: [ OK ]

正しく設定が行われていれば、VIPとサービスが待機系サーバに引き継がれます。
www2にVIPが設定されていることを確認します。

[www2]# ifconfig -a eth0:0

eth0:0 Link encap:Ethernet HWaddr…

また、httpdサービスも自動的に開始されています。

[www2]# ps -C httpd
PID TTY TIME CMD
7980 ? 00:00:18 httpd

■フェイルバックの確認
今度は稼動系サーバを復活させてフェイルバック動作を確認します。www1のheartbeatサービスと起動します。

[www1]# /etc/init.d/heartbeat start
Starting High-Availability services: [ OK ]

www1にVIPが設定されていることと、httpdプロセスが起動していることを確認します。
■heartbeatの自動起動

# chkconfig –add heartbeat
# chkconfig heartbeat on

■サービスの自動起動の停止
/etc/ha.d/haresourcesファイルに登録したサービスのうち、システムの自動起動の設定が行われているサービスがあれば、自動起動の対象から削除する必要があります。ここでは、Webサーバを冗長化するためhttpdをheartbeatの管理にしていますので、httpdの自動起動を停止しておく必要があります。

# chkconfig httpd off