■ハートビートの起動
稼動系のサーバと待機系のサーバの両方を起動します。
[www1]# /etc/init.d/heartbeat start
Starting High-Availability services: [ OK ]
Starting High-Availability services: [ OK ]
[www2]# /etc/init.d/heartbeat start
Starting High-Availability services: [ OK ]
Starting High-Availability services: [ OK ]
■起動確認
heartbeatを起動するとwww1にVIPの設定が行われます。
[www1]# ifconfig -a eth0:0
…
eth0:0 Link encap:Ethernet HWaddr…
…
…
eth0:0 Link encap:Ethernet HWaddr…
…
また、httpdサービスも自動的に開始されています。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
[www1]# ps -C httpd PID TTY TIME CMD 7980 ? 00:00:18 httpd 4212 ? 00:00:06 httpd 5239 ? 00:00:06 httpd 13190 ? 00:00:04 httpd 13191 ? 00:00:06 httpd 17484 ? 00:00:02 httpd 17485 ? 00:00:01 httpd 21871 ? 00:00:01 httpd 22005 ? 00:00:00 httpd 22007 ? 00:00:00 httpd 22008 ? 00:00:00 httpd |
www2ではhttpdは起動されません。
[www2]# ps -C httpd
PID TTY TIME CMD
PID TTY TIME CMD
■フェイルオーバーの確認
稼動系サーバを強制的にフェイルオーバーさせて正しく待機系サーバに切り替わるかを確認します。強制的に待機系サーバに切り替えるには、www1でheartbeatサービスを停止します。
[www1]# /etc/init.d/heartbeat stop
Stopping High-Availability services: [ OK ]
Stopping High-Availability services: [ OK ]
正しく設定が行われていれば、VIPとサービスが待機系サーバに引き継がれます。
www2にVIPが設定されていることを確認します。
[www2]# ifconfig -a eth0:0
…
eth0:0 Link encap:Ethernet HWaddr…
…
…
eth0:0 Link encap:Ethernet HWaddr…
…
また、httpdサービスも自動的に開始されています。
[www2]# ps -C httpd
PID TTY TIME CMD
7980 ? 00:00:18 httpd
…
PID TTY TIME CMD
7980 ? 00:00:18 httpd
…
■フェイルバックの確認
今度は稼動系サーバを復活させてフェイルバック動作を確認します。www1のheartbeatサービスと起動します。
[www1]# /etc/init.d/heartbeat start
Starting High-Availability services: [ OK ]
Starting High-Availability services: [ OK ]
www1にVIPが設定されていることと、httpdプロセスが起動していることを確認します。
■heartbeatの自動起動
# chkconfig –add heartbeat
# chkconfig heartbeat on
# chkconfig heartbeat on
■サービスの自動起動の停止
/etc/ha.d/haresourcesファイルに登録したサービスのうち、システムの自動起動の設定が行われているサービスがあれば、自動起動の対象から削除する必要があります。ここでは、Webサーバを冗長化するためhttpdをheartbeatの管理にしていますので、httpdの自動起動を停止しておく必要があります。
# chkconfig httpd off