SSH接続のアクセス制御

SSHで通常使用されるOpenSSHの認証システムは強固なもので、不正ユーザによって接続される危険性は低くなっていますが、さらにセキュリティレベルを高めるには、接続するクライアントのアクセス制御を行います。
RHEL3にデフォルトでインストールされるsshdは、TCP Wrapperを利用したアクセス制御に対応するようにコンパイルされていますので、/etc/hosts.allow と /etc/hosts.deny を利用してアクセス制御を行います。
まず、すべての接続を拒否する設定をします。
▼/etc/hosts.deny


sshd: ALL

次に、接続を許可するホストのホスト名またはIPアドレスを記述します。
▼/etc/hosts.allow


sshd: 192.168.1.10
sshd: sshclient